管理職になると途端に考えないといけないことが増えます。
それまで持っていた作業がそれほど減らないのに考えることが増えると、
ただでさえ時間がないのにさらに時間に追われることになります。
時間に追われるようになると目の前のことをこなすのに精いっぱいになってしまって、
大切なことを見失ってしまうこともあります。
何年も経ってから「何のために働いてるんだったっけ?」となる前に、女性管理職になったら定期的に自分自身を振返る習慣を作りましょう。
目次
女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣①今できていることを認める
女性管理職と育児との両立を始めたばかりの時は、うまくやりたいと思うものです。
それでもやはり、初めてのことは上手くいかないことが多いのも確かです。
上手くいかないことが続くと、
- どうして上手くいかないんだろう
- 私のスキルが足りないから・・・
- もっと頑張らないと部下はついて来てくれない
と思い始めます。
気を付けていないと、脳はできていないところにばかり意識を向けてしまうものです。
そんな時は出来ていることを書き出すワークをしてみましょう。
書き出すことは何でもいいのです。
- 朝、6:00に起きられた
- 朝食を準備した
- 洗濯物を干した
- 子供を保育園に送った
- 出社の時、みんなに元気に挨拶をした
- 会議の前に資料を準備した
そんなレベルのことまで?と思いますか?
ところが「そんなレベルのこと」がとても大切なのです。
私たちは、そんなレベルのことでも、自分ですると決めてやっているのです。
書き出してみると「できていることは結構たくさんある」ということに気が付きます。
もちろんできていないこともあるのですが、
自分にはできていることがたくさんある中で、一部まだ十分でないこともある
と分かると
自分にはできないことばっかり
と思っていた気持ちが軽くなります。
女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣②時間の使い方を把握する
女性管理職の仕事と育児に追われていると、
- 気が付いたら終業時間になっていた
- 気づいたらもう子供を寝かせる時間
ということはよくあります。
何に時間がかかっているのか分からないのに、いつも時間がなくてやりたいことも、やるべきことも中途半端になってしまう。
実際、何に時間が掛かっているのでしょうか?
これも書き出してみることをおすすめします。
最初はこれくらいかな?と思った時間で書き出してみます。
次に、実際にどれくらい掛かっているかを計ってみましょう。
実際の時間は、思っているよりも多くかかっているのではないでしょうか。
一日24時間をどう使っているのかを
まず知ってから、
改めてどう使いたいか?
を考えられると、詰め込み過ぎない使い方ができるのです。
女性管理職の仕事も育児も効率よく頑張れば「もっと色々できるはず!」と思ってしまう人には、次の
「女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣③本当に大切にしたいことを知る」
を知ってから、
どんなふうに時間を使えると「本当に大切にしたいことが大切にできるか」
を考えてみるとよいでしょう。
女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣③本当に大切にしたいことを知る
私が育児休暇から復帰した時、仕事をするのはごく自然なことで、育児をするから仕事を辞めるという選択肢は考えたこともありませんでした。
毎日やらなければならない仕事や育児に追われて一日があっという間に終わってしまう、そんな生活を何年もしていました。
ぱっと見た感じは充実しているように見えたかも知れませんが、心身ともに疲れ切っていましたし、仕事にも育児にも満足感を感じるどころか焦燥感しかありませんでした。
ストレスを自覚してから受け続けた月に2回のコーチングセッションでは、自分の人生で「本当に大切にしたいものは何か?」を問い続けてもらいました。
その中で、
体も心も健康でいたい
想いを共有できる人と仕事をすることが大切
ということに気づいたことがきっかけで、
仕事を辞めるという選択肢について考えることができるようになりました。
退職後も「どうなりたい?」「どうしたい?」を考える機会を持つことで、「今が自分の人生で一番若い。自分でやってみたい!」とチャレンジする人生を選択できています。
そもそも、「自分の人生で本当に大切にしたいもの」について考える機会ってあまりないように思います。
日常をただ一生懸命こなす毎日から、一歩離れて俯瞰する時間を取ることで気づくことはたくさんあるのです。
女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣④未来のイメージを持っておく
今の働き方を続けたら、どうなりそうですか?
今の育児を続けたら、どんな育児だったと振返りそうですか?
正解はありません。
ただ、「こうなったらいいな」というイメージを持っていないと、その未来には近づかないのです。
「現実的に考えて無理」とか
「年齢的に無理」とか
「女性管理職だから無理」とか
「育児中だから無理」とか
できないことをイメージしていると、そのできない未来が実現してしまうのです。
未来がどうなるかなんて誰にも分かりません。
だからこそ、制限を外して「こうなったら最高!」な未来を持っておくことはとても大切なのです。
インナーゲームでは、なりたい未来のイメージを「絵」や「言語」や「音」で表現することで、潜在能力が発揮され、「なりたい未来がいつの間にか叶っていた」につながるのです。
女性管理職が育児との両立はできる?仕事も子育ても楽しむための4つの秘訣まとめ
女性管理職の仕事と育児に忙しい毎日を過ごしていると、目の前のことに一生懸命になるのは当たり前です。
だからこそ、
少し立ち止まって振り返ること
未来について考えること
はとても大切なことです。
大切にしたいことを大切にしながら、なりたい未来に近づくイメージが持てていれば、時間がない女性管理職でも仕事も育児も楽しむことができます。
5年後、10年後の自分と大切な人の未来のために、今できることから始めましょう。
一人でやるのが難しい時はコーチを使うのがおすすめです。
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